認知症の悲劇は解消されつつある!

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第二話 認知症の社会的広がり。 その 1

その昔、高齢者社会ではない時代には、高齢者の間に認知症患者が居られても、今のようにその悲惨が社会的に顕在化することは低かったのです。

平均寿命が60歳代、70歳代の時代には、発病される前に他界されている方が多かったからです。

 

平均寿命が高くなると、それは幸せなことですが、一方では認知症などという難問が顕在化してくるとは皮肉なことです。

 

この苦難、難問に対して果敢に解決に向けて挑戦されておられるお医者さん、研究者

もおられます。

それらの方々をご紹介する前に、今一度、認知症の社会的広がり、社会的影響力について述べてみたいです。

 

現在国内には認知症者は500万人おられると言われています。

平成27年9月15日の厚生省の統計では、65歳(高齢者層)以上の人口は3384万人と発表されています。

 

高齢者の内、認知者は15パーセントを占めていることになります。

これは、とんでもない悲惨な数字です。

さらに10年後には700万人になるとも予測されています。

 

皆さま、この数字を知って如何感じられますか!

最近、私は友人知人に身近に認知症の人はいますかと良く尋ねます。

おられますね! ほぼすべての方々に!

中には、実母が認知症で遠くにまで徘徊し、パトカーに何度もお世話になっているとおっしゃる方もおられました。

 

更に、皆さまご存知の通り、近年「若年性認知症」の存在も知られています。

42歳から61歳まで、全国で4万人とされています。

その始まりは、

〇 小さなことで不安を訴える。

〇 長年自分の車にガソリンを入れてきたのに、ガソリンスタンドの操作が判らなくなる。            

〇 家庭で、長年趣味でやってきた音響機器の簡単なセッティングが出来なくなる。

 

前述した友人は、クラッシックCDを数千枚所有しているほどの音楽好きでしたが、ある時「音響機器をセッティング出来んようになった!」と言い始めました。

まだ六〇歳代でしたが、それで我々は彼の異変に気付き始めました。

 

認知症と言っても、かなり特徴が異なる種類があるのですね!

次回は、それについて述べていきます。