第十話 認知症と奥野先生のBoocs法!
前回の第九話で、日常・人生で受け続けているストレスを解消するためのに、人は色々と策を練ってやっているが、根本的な解消にはなっていないと述べました。
それでは「ストレス」が放置されたままになっている事になります。
それにより、神経細胞の破壊を招く、アミロイドBやレミー小体の増加や蓄積が脳内で静かに進行していることになり、人間崩壊である認知症に至る事になります。
この過程を良くご存じの奥野名誉教授は、それでは日常生活でストレスを受けない生活をしょうと提唱されたのが、Boocs法です。
脳を疲れた状態にさせない方法、脳疲労解消法です。
キーワードは、「我慢するのはやめなさい!」です。
Boocs法の三原則は以下のとうりです。
1 たとえ健康に良いことでも、嫌であれば決してしない。
2 たとえ健康に悪いことでも、好きでたまらないか止められないことは、取り敢えずそのまま続ける。決して禁止しない。
3 健康に良くて、しかも自分がとても好きなことを、一つでも良いから始める。
この原則を実践していて「自分は悪いことをしている」とは思わないこと。
思えば、その瞬間に脳が疲れて逆効果になるとのことです。
この運動に脳疲労のハイリスク者、4137人に参加してもらい10年の追跡調査をされ、結果として、
〇 肥満度指数の低下。
〇 中性脂肪の低下。
〇 15年後には、全死亡率が半減。
これは脳疲労の研究としては素晴らしいです。しかし実際に現実を生きる場合には数々の問題が生じますね。
職場で家庭内で自分に都合の悪い人、ストレスを与える人が居るからと言って、そこから離れる訳には参りません。
また、自分にストレスをかけない生き方ですから楽で良いようですが、その分他者がその重荷を背負ってくださることになりますよね。
それはかなり自己中心的で我がままです。
この原則を実践していて「悪いことをしている」とは思わないこと。思えば、その瞬間に脳が疲れて逆効果になる。
このくだりでは大変興味あることを先生は述べておられます。
このような些細なストレスでも、脳疲労を引き起こしていることです。
A あいつはけしからん! と思って、人を心の中で責めてストレスを被る人。
B 自分はダメだ! と思って、自分を責めてストレスを被る人。
私たちの中には、Bのタイプの方々も結構多いですよね!
ただ、どちらにせよ、僅かなことで脳神経は繊細に影響を受けていることです。
その意味では素晴らしい研究です!
Boocs法は上記に書きました理由から、脳疲労を解消する普遍的な神理とは言い難いのです。
今の時代では、先生が研究開発されたプラズマローゲンが唯一、認知症を改善し、または、深化を止める有効な手段です。